海外出張(LASP)体験記
博士1年生の冬のタイミングで、アメリカのコロラド大学ボルダー校にあるLASPという研究所に2ヶ月ほど訪問しました。そこでは、恒星スペクトル観測を行っているグループにお世話になり、観測データとモデルを組み合わせてスペクトルを作成する方法を学びました。最近、太陽以外の星の周りで多くの地球型系外惑星が見つかっていますが、太陽とは違う種類の星の周りにあることが多く、そのため惑星の大気や環境も地球とは違う可能性があります。特に、星が放つ強い光や風が惑星の大気を宇宙に逃がしてしまうことがあり、これを理解することは、その惑星に生命が住めるかどうかを考えるうえで大切です。
普段は惑星の大気を中心に研究しているため、今回の訪問では恒星という少し異なる分野の専門家と直接議論できたことが非常に貴重でした。LASPの研究フロアには多数のブースが立ち並び、私の研究も主にラボのデスクで行いました。研究グループのセミナーでは活発な議論が交わされ、週に一度は各自が注目した論文を紹介する輪読会にも参加しました。朝は研究室を越えて多くの人と会話しながらコーヒーを飲む時間もありました。こうして様々な人と気軽に意見交換できる環境は、日本での研究室生活とは大きく異なり、とても良い経験となりました。
ボルダーは周りを山々に囲まれた自然豊かな場所でした。日が暮れて暗くなる前に研究所もほとんど人がいなくなり、日本との違いを感じました。休みの日には、近くの山へハイキングに行き、山から街を見下ろすと、ボルダーの街並みが美しく広がっていていました。自然に囲まれた環境は研究の疲れを癒やしてくれ、現地の暮らしを実感できました。


ご飯については、レストランなどにも行きましたが、特別美味しいとは感じませんでした。食費も嵩むのでスーパーで買い物をして帰り、自炊をする生活をしていました。最後にボルダーで食べた和食の写真を載せておきます。とても美味しかったのですが日本の3倍くらいの値段がしたので、日本で美味しい和食が安く食べられる環境は、改めてありがたいと感じました。
(文責:西岡)
