研究会「SOLAR-B時代の太陽シミュレーション」

日程:2006年 6月14日(水)、15日(木)
場所:東京大学 本郷キャンパス 理学部1号館8階807A号室
世話人:横山央明、磯部洋明(東京大地惑)

次期太陽観測衛星SOLAR-Bの打ち上げがまもなくとなり、太陽物理学研究がいよいよ新しい局面に入ります。これを踏まえて、太陽物理学理論シミュレーション研究の(近い)将来計画について議論する機会をこのたび設けることにしました。研究会では、太陽シミュレーション研究の重要テーマについて、招待講演者(議論リーダ)の方々それぞれに(観測を含めた)世界の研究状況を簡単にレビューして話題を提供していただき、それをもとに議論する予定です。これまでの成果発表よりも今後の展望と議論を重視します。


プログラム

6月14日(水)
10:00開始
横山央明(東大、10):はじめに スライド
磯部洋明(東大、45):磁気対流とその関連現象のシミュレーション研究 スライド
工藤哲洋(国立天文台、30):スピキュールとコロナ加熱の数値シミュレーション スライド
能登谷瞬(東大、15):浮上磁場に伴うフィラメントの形成と放出モデル(ES) スライド
清水雅樹(京大、15):浮上磁場に伴う磁気リコネクションのMHDシミュレーション(ES) スライドとムービーファイル
議論(15)
---昼食休憩 60分 12:10 - 13:10
真柄哲也(京大、45):CMEモデリング研究の現状と今後の発展について スライド
宮腰剛広(JAXA、30):浮上磁場、フレアエネルギー蓄積、実コロナ スライド
塩田大幸(京大/ESC、15):フレア・CMEトリガーメカニズムの数値シミュレーション(ES) スライド
井上 諭(名大、15):太陽コロナにおける非線形Force-Free磁場の再構築問題(ES) スライド
---休憩15分 14:55-15:10
廣瀬重信(ESC、30):輻射流体力学・新計算手法* スライド
西田圭佑(京大、15):フレア・CMEのトリガー機構とエネルギー解放過程(ES) スライド、ムービー
松本琢磨(京大、15):Global Coronal Modeling(ES) ファイル
横山央明(東大、30):リコネクション、フレア後期 スライド
---休憩15分 16:40-16:55
磯部洋明(東大、15):黒点の誕生、構造形成、崩壊(ES) スライド、ムービー
宮腰剛広(JAXA、15):地球シミュレータ利用計画*
議論(30)
17:55 1日目終了、懇親会(研究会と同じ会場=>ビールセッション)

6月15日(木)
9:30開始
草野完也(ESC、30):シミュレーション科学としての太陽シミュレーションの役割 スライド
新田伸也(電通大/NAOJ、30):磁気リコネクション研究におけるMHDシミュレーションの限界と解析的研究の展望 スライド
今田晋亮(国立天文台、30):YohkohからSolar-Bに向けての粒子加速 スライド
川道俊見(京大、30):フレアループ・恒星フレア* スライド
議論(15)
---昼食休憩 60分 12:00 - 13:00
野澤恵(茨大、15):浮上磁場はこれからだ スライド ムービー ムービー ムービー ムービー
高橋邦生(国立天文台、15):対流崩壊と光球面磁束管について スライド
鈴木 建(東大、30):太陽風* スライド
櫻井 隆(国立天文台、30):コロナ加熱* スライド