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進学希望の学生さんへのメッセージ

地球科学や惑星科学を学部で勉強してきた人はもちろんですが、学部時代に物理・化学を専攻してきてこれから惑星科学を勉強したいと考えている人も大いに歓迎しています。

惑星科学は、惑星の中で起きる様々な現象を総合的に扱う学問です。基礎物理や基礎化学と違い、いつも精密にコントロールされた条件での実験や理論計算をできるわけではなく、限られた惑星探査情報などを基に泥臭い議論や推定をせざるを得ないことが多々あります。また、これが複雑系をなす地球・惑星システムの本質でもあります。逆に、多くの要素が非常に複雑に絡み合った中から本質的な要素をうまく取り出して、明快に説明できたときの面白さは、格別です。ただ、基礎物理や基礎化学の知識や技術が要らないわけでも役に立たないわけでもありません。実際は全くその逆で、非常に重要です。研究対象が複雑であるがゆえ、きちんとした物理化学の基礎知識がないと、研究上の推論をとんでもない方向に向けてしまったりします。

研究室の方針として、研究テーマの探し方、日本語・英語のプレゼンテーションの仕方など専門研究の基本は、かなりがっちり指導するようにしています。ただ、どんな研究がしたいのかという点に関しては、研究をする本人が決めなければどうしようもありません。主体はあくまでも学生さん自分自身であるということを自覚して下さい。そのようにして研究に取り組んだ方が、研究が自分のものになり、より楽しくなると思います。

また、自分の長所あるいは強みは何なのか、常日頃から考えるようにしておいて下さい。自分の適正にあったテーマを選ぶか、適正に合わないテーマを選ぶかで、研究の進行度は驚くほど違うものです。最初から自分の適正にあったテーマに出会うということはなかなか難しいものですが、努力していれば必ず見つかるものです。

大学院の5年間というのは、非常にしんどい次期です。指導教官にはすぐに叱られますし、同級生や他大学の学生とも競争しなければなりません。さらに、授業、セミナー、研究、業者とのやり取り、やらなければならないことが山のようにあります。しかし、それと同時に、この5年間は、非常に成長著しい次期でもあります。修士1年の時には夢にも可能だと思えなかったようなことが、博士3年の頃には何の苦もなくできるようになっていたりします。世の中がパッと広がったような気がするものです。自分の力で発見をしたという喜びを初めて感じられるのは、この時期です。また、自分の名前で学会発表したり、論文を世に出したりという喜びもあります。大学院というのは、労力さえ厭わなければ、自分を磨くために最高の場所だと思います。 (杉田)

大学院入試について

東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻入試案内

 

 

 

 

 

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