フォントについて

Microsoft(R) PowerPoint(R) 2008 for Macで、手書き風フォントを使おうとして何度か失敗したので、 使えるようになるまでにわかったことの覚書。
PowerPointのバージョンは12.3.6で、OSはMac OS X Lion 10.7.5(研究室所有のMac Book)。 あと関係ないけど、CPUはIntel Core 2 Duo (2GHz)、メモリはDDR2-667の2GB。 ひどい性能ですが、発表用途オンリーのノートなのでノープロブレム。

フォントの分類

まずフォント形式の分類には、データ形式による分類とファイル形式による分類があります。 とりあえず必要なのはファイル形式の方の知識だったので、こちらのみのメモ。 他に、文字幅による分類があって、幅が統一された「等幅フォント」と、自然になるように幅が調整される 「プロポーショナルフォント」があります。 主な(何が主なのか分かりませんが、ひとまず大事そうなもの)フォント形式を表にしました。

アウトライン形式

PostScriptフォント Adobe産。Macintoshで普及。拡張子は.pf*, .af*など。
TrueTypeフォント Adobeに対抗してMicrosoftとAppleが共同開発。Linuxでも普通に使える。拡張子は.ttf, .ttc
OpenTypeフォント Adobe, Microsoft, Appleが共同開発。TrueTypeとPostscriptを内包でき、 拡張子はTrueType形式なら.ttfか.ttc、Postscript形式なら.otfとなる。

ビットマップ形式

BDF UNIXで標準的に使われた形式。.bdf?

さて、フリーで使えるフォントは山ほどあるわけだけれど、軽く目を通して見た感じ、 その多くはTrueType形式で配布されているようです。 次いで多いのがOpenType形式で、中にはTrueTypeとOpenType両方の形式が用意されているのもありました。 少数ですが、CIDというPostScriptフォントの一種も配布されているのを見かけました。

OSへのインストールとOfficeの仕様

で、Office 2008 for MacはなぜかOpenTypeフォントしか扱えない仕様になっています。他のバージョンは分かりませんが、 TTFファイルを頑張ってインストールしようとしても、まったく使える様子はありませんでした。 テキストエディットでは普通に使えるのに。。。 というわけでOTFファイルをダウンロードしてきたら、それをFont Book.appというアプリケーションに放り込めばあとは勝手に やってくれます。ああ便利。OTFファイルをダブルクリックでもOK。

最後に、今回インストールさせていただいたフォントの配布先のリンクを貼っておしまい。
ふい字(TrueType)
えり字(OpenType)
KFひま字(OpenType)
みかちゃん(TrueType/OpenType)