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研究紹介

隕石はタイムカプセル


隕石は、太陽系に起源を持つ小さな天体の破片で、地球に衝突し、地表でその破片が回収された物体です。隕石の多くは、火星と木星の間に位置する小惑星帯から飛んできたといわれています。

一見、何の変哲も無い岩石に見える隕石ですが、地球外の宇宙に関するほぼ唯一の物質的証拠であるため、非常に重要なものなのです。隕石を丹念に観察すると、中には太陽系外起源の粒子をみつけることもできます。また、太陽系が生まれたころの痕跡をみつけることもできます。

わたしたちは隕石の化学組成や同位対比組成の分析をおこない、太陽系の素材はどこからやって来たか、太陽系形成初期はどのような状態だったか、そこからどのような進化をしてきたのかを研究しています。
太陽系形成史

最近の研究から

カラーCL像
A87319隕石のコンドルールのカラーCL像
樹状組織はパイロキシンのデンドライト、明るい部分は
フォルステライト、赤く輝いているのはスピネル

コンドライト隕石に含まれる
オリビン凝集物のカソードルミネッセンス

鉄隕石のMn-Cr年代測定

コンドライト隕石包有物の
酸素同位体&希土類組成分析

炭素質隕石の難揮発性包有物に見られるカルシウムおよびチタン同位体比異常

Ningqiang隕石中の難揮発性包有物の希土類&微量元素組成分析

Outreach activities

2007年7月18日
自修館中学校2年生+教諭
訪問見学(右写真)
中学生見学
2007年8月1日
東京大学オープンキャンパス(右下写真)
ポスター展示(藤谷 渉)(左下写真)
(訪問など希望の高校生の方は理学系研究科の“Visit 東大理学部訪問プログラム”に申し込んでください。それ以外の方は直接連絡してください。)



惑星物質科学グループ-紹介ポスター
(写真をクリックすると、大きな画像になります。440KB。)

← 二次イオン質量分析計(SIMS)を使った隕石の分析により、初期太陽系の謎に迫ります。


オープンキャンパスのようす
↑ 光学顕微鏡で隕石を観察中。2007年度オープンキャンパスは、盛況のうちに終了しました。

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