東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻

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星野真弘研究室

天野孝伸助教の主著論文が出版

天野孝伸助教の主著論文がJournal of Computational Physicsから出版されました。

電磁流体力学(MHD)にイオン慣性の効果を含めたHall-MHDモデルはこれまでに多くの問題に適用され、その有用性はよく確かめられています。その一方で数値安定性に問題があり、解きにくいということが知られていました。本論文ではより電子慣性まで含めたより一般的な準中性2流体モデルを導入し、その有用性を示しています。この新しいモデルはHall-MHDモデルよりも物理的にも数値的にも優れており、より広範な問題への適用が可能となることが期待されます。

Orszag-Tangの渦問題の計算例。不連続をシャープに捉えつつ、2流体効果に起因する分散性波動も再現出来ている。

Amano, T., Divergence-free Approximate Riemann Solver for the Quasi-neutral Two-fluid Plasma Model, J. Comput. Phys. 299, 863, 2015, http://dx.doi.org/10.1016/j.jcp.2015.07.035, arXiv:1507.06022